はじめましてと言われた日

オタクただいま復活いたしました!

FAKE MOTION 感想

コロナ禍の中、皆々様はどの新たな沼を発掘されたでしょうか?

アカデミー賞の授賞式を見てて、キミスイだけは見るな。って自分に課して早2年?

見たよね。


なんならよく我慢したわ。
地味に顔良顔良い言ってた匠海くんになぞに本格的にハマり
DISH//の師匠陣(本人談)にシンパシーを感じ
ここまで来ました。



FAKE MOTION〜卓球の王将〜なるトンチキドラマを見ねば!とdtvを契約して、1ヶ月と少し、ついに完走しました!

FAKE MOTION〜卓球の王将〜!

ありがとう!FAKE MOTION!
ありがとう!卓球!
ありがとう!リッツ!コウ様!
ありがとう!トンチキドラマ!

ときは卓球戦国時代🏓というなんともトンチキから始まるドラマに泣かされるとは、あの頃には思いもしなかった…

ギフテッドを与えられたリッツが、コウちゃんとの絆を取り戻す物語だけど…
リッツが卓球を許す物語でもあったよね。
与えられしものの代償って多くて、
それこそ西郷みたいに強くて美しいが故に(タクヤくんの顔が良すぎるせいで…)孤独を感じることもあれば、松陰さんみたいに与えられたものの代わりに命を失ってしまうこともある。

リッツも卓球で多くのものを失ってきた。

その最たるものがコウちゃんの存在だったんだろうな。ある意味ギフテッド頼りだったリッツが最後に気づくんだよ、最も強固なものは「仲間との絆」で、最も尊いのは「仲間との時間」って……



松陰さんの話なんだけど
死んだんですか?スモーキー?(参照:HIGH and LOW)
まぁ、お気に入りは死ぬ法則あるから…(参照:少年たち)
松陰さんがさぁ、みんなに平等に与えられたギフテッドは「応援だ」みたいな話を最期にするところ、だったらコウ様にギフテッド与える意味?となった。非ギフテッドのコウ様が勝つときに、「応援」のギフテッドが発動したらあのセリフもっと生きてきたのになぁ…

島津部長が最後の方で天を見たの気になった。


死んだん?



それとも松陰妹のこと思ってた?
島津部長の気持ちもわかるんだよなぁ 島津部長には、島津部長で守りたかったんだよね。松陰さんのこと。 松陰さんはそのことわかってくれたのかな? わかってくれるよね。松陰さん察しのいい男だもんね。 松陰×島津×リョウ先生の関係もっと深掘りして欲しかったけど…仕方ないなぁ。
ただ、2人が部長たる所以がわかった。 島津部長の「それでいい!」のところ感動したもんな。ある意味松陰さんとの試合で彼の心が雪解けしたのかも。
今までは自分が頂点に立つことで、松陰さんをそして東東京を守ってきたけど、松陰さんが記憶をなくしたっていや記憶を取り戻したって、他に大切なものができたこと 命を投げ打ってまで、共に生きたかった今を知ることで彼はもういい。って思えたんだろうな(号泣)

「もう憎しみだけじゃないよね、僕たちが卓球を続ける理由は」

的なセリフが好きで
松陰さん→リッツへの言葉だけど、登場人物全員に当てはまるよなぁと思った。
そして、この言い回しが最高に最高。 抑揚が嫌味なく聞こえる匠海様スゴイ。



役者の話します。(特に良かった面々)

まず、リッツ役の佐野勇斗くん。
初めて演技を拝見した。というより、彼含め匠海くん以外の演技をしっかり見るのは初めてだったんだけれど、すごくよかった。 あのメンツで主役で、リッツの成長がなければこの物語破綻すると思うんだけれど、瑞々しさを残しながら本気さが伝わる演技だった。
最終回の西郷と笑い合うシーンで、佐野くんがリッツでよかったぁ〜って思った。あの特徴の笑みがあったからこそリッツの憎めない子供っぽさが際立ったと思った。
途中まで、リッツをあんまり好きになれなかったし、佐野くんの演技もまぁうまいなぁって感じだったんだけど…最後の最後でガッツリ掴まれた。
泥団子・オムライスと同一人物に思えるようで思えないよね。

コウ様役の古川毅くん
ツンデレが良かった。彼も笑顔が可愛い!
1話から1番変化あるのはコウ様で、主人公のリッツだけでなく他の面々との関係性も変わっていく中で迷いだったり、苦しみを毅くんが演じてくれて、とても素晴らしかった。
リッツとコウ様のバランスも良かったし、エースとしての貫禄もあった。 主人公にストーリーの中のエースを取られなかったのは、毅くんの演技力だと思う。


マザー役の森崎ウィンくん
マザーーーーーー!好きダァ!
八王子の回めっちゃ好きだったんだけど、マザーのオーラが凄すぎた。EBiDAN the LIVEのウィンくんをYouTubeで拝見したんだけど、なんか異彩放ってるよね。ウィンくん。 マザーの子役の子が口紅を塗るシーンからマザーが一貫してるというか…

最終回も「世界一の家族ね」の一言で全部持っていったよね。

治外法権・オカマ?・孤児とキャラもりもりだけど、演技力でうまくカバーしてたし トンチキドラマがトンチキドラマで終わらなかったのは、ウィンくんと匠海くんの演技力のおかげといっても過言ではなかった。

沖田彩役の矢部昌暉くん

2.5次元舞台で活躍中ってこともあって、存在感が確かだった。最終回前からの2話で、ラーメン食べてるシーンも可愛かったし
出番は少なかったけど…すごく印象に残ったなぁ。リアルではない世界観でリアルじゃない演技で、リアルっぽく生きるのが2.5次元の魅力だと思ってて
FAKE MOTIONの世界線の有り得なさをまさきくんが保ってたなぁと
八王子の回、リッツとコウ様のダブルスとか松陰さんのシーンとか好きなシーンはたくさんあるけどなによりも対する八王子の面々が最強すぎた。


松陰さん役の北村匠海くん

さすがでした。拍手喝采👏
エンドロール見て、彼がトメであること(クレジットの前に"/"がついてて、重い役者の名前を出す、大御所の立ち位置)を知ったんだけど
トメの位置に恥じぬ演技でした👏っていうか、ゴリゴリ身内ドラマでほぼほぼ同世代で構成されてるのに、昨今では、わざわざクレジットしないトメを位置付けたってすごいよなぁ。これだけでいい事務所!スタダ!ってなった。

松陰さんは、最初から最後まで言葉の重みがすごかった。一つ一つの重みがドラマ全体の重みになってたし(これは、ウィンくんも)、『卓球戦国時代』のキーとなる役割で、秘密も多くて、チート技使いっていう設定モリモリの中で儚く優しく少し冷たい松陰さんは匠海くんにしかできないし、彼の演技のいいところがたっぷりあらわれてたと思う。
セリフの言い回しがこんなこともできるんだ!?って驚きの連続だった。


松陰さんの夢女になりたい。